穀物や野菜、豆類・海藻類などに多く含まれる食物繊維。
健康増進やダイエット目的のために、日々の食生活で食物繊維を積極的に摂るよう、意識している人も多いのではないでしょうか。
しかし現代では、パン食や肉食といった欧米系の食生活も浸透しており、食物繊維の目標摂取量を満たしていない人が多いといいます。
食物繊維には整腸作用だけでなく、コレステロールの減少、血糖値上昇を抑制する効果があります。今回はそんな食物繊維の効果を具体的に解説します。
食物繊維による効果
健康やダイエットにおいて注目されることの多い食物繊維は、いも類や海藻、野菜などに多く含まれている栄養素です。
具体的に食物繊維を摂ることで得られる具体的な効果を3つ紹介します。
整腸作用
一つ目に紹介する食物繊維の効果として、整腸作用が挙げられます。
食物繊維の中には、便の体積を増やして腸の動きを活発化させ、排便を促す働きを持つものがあります。
他にも大腸内の腸内細菌をふやし、お腹の調子を整える働きを有する食物繊維もあります。
食物繊維が不足しがちだと、便秘や下痢・軟便など、お腹の調子が悪くなる傾向にあります。
腹の調子が悪い状態が2〜3週間ほど続いている場合は、食物繊維が不足しているかもしれません。
食物繊維はいもや海藻、野菜など、さまざまな食材に含まれています。
日々の食生活を振り返り、
積極的に食物繊維が含まれた食材を摂取してお腹の調子を整えていきましょう。
血糖値の上昇を抑制する
食物繊維には、血糖値の上昇を抑える効果も期待できます。
食べ物は体内に取り入れる際、ブドウ糖に分解して吸収されます。
ブドウ糖は小腸で吸収され、血流を通して全身へと巡るため、食後は血糖値が上昇しやすいとされています。
特に糖質を摂ると、血糖値が上昇しやすく、体への負担が大きくなります。
血糖値の急激な上昇の繰り返しは、痩せにくい体にもつながりやすいので注意が必要です。
食物繊維の中でも
水溶性食物繊維には、小腸における糖質の吸収を緩やかにする働きがあるとされ、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
コレステロールを低下させる
食物繊維には血中のコレステロールの低下や、コレステロールを便と一緒に排出させる効果があると言われています。
コレステロールとは、血液中など体内に存在する脂質の一種であり、生活習慣病と密接にかかわっています。
血中のコレステロールには「悪玉コレステロール」と「善玉コレステロール」の2種類がありますが、要注意なのは悪玉コレステロールの増加です。
体内で悪玉コレステロールが増えると、動脈硬化を引き起こしやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病につながる恐れが高くなります。
その点、
食物繊維にはコレステロールを低下させる働きがあるため、日頃から食物繊維を摂取していると、上記のような生活習慣病への防止にもつながります。
食物繊維の効果はたくさんある!日々の食生活に取り入れよう
ここまでお伝えしたように食物繊維には、整腸作用以外にもコレステロールの減少や血糖値上昇を抑制する効果が期待できます。
今後は米類や野菜など、食物繊維がよく含まれる食べ物を中心に、献立を考えてみるのも良いですね。
日頃の食生活を振り返り、食物繊維を積極的に摂取していきましょう。
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